大会フォーマット
大会フォーマットのすべてを、やさしい言葉で
これまでに開かれたパデル・テニスの大会は、ほぼ5つのフォーマットで説明できます。コート上での感覚と、選び方をまとめました。
フォーマットの選択は、主催者が下すいちばん大きな決断です。合っていればその日は自然に流れ、外していれば午後4時に半数がベンチに座って「なんで来たんだろう」と考えることになります。押さえるべきは次の5つです。
アメリカーノ
毎ラウンドでパートナーが入れ替わり、得点はペアではなく個人ごとにつきます。16点、21点、24点など決まった点数まで戦い、取った分がそのまま自分の記録になります。
いちばん参加しやすいフォーマットです。相性の悪い相手と組み続けることもなく、全員の試合数も同じ。レベルが違っても、引っぱられている感じも足を引っぱっている感じも出ません。交流会やクラブのイベントなら、まずこれです。
向いている場面
レベルがばらばらのとき、初対面の集まり、社内イベントなど、楽しむことと交流が目的の場面。
メキシカーノ
アメリカーノの競技寄りバージョンです。ラウンドごとに現在の得点で全員を並べ替え、その順位から次の組み合わせを作ります。1位と4位が組んで2位と3位に当たる、という形です。
その結果、時間がたつほど自分と近いレベルの人と当たるようになります。最後のラウンドがその日いちばんの好勝負になることが多いのは、上位4人がそこで顔をそろえるからです。手作業では大変ですが、ソフトを使えば一瞬です。
総当たり戦(ラウンドロビン)
固定ペアで全ペアと対戦します。順位表はもっとも明快で、結果もいちばん公平です。ただし試合数が一気に増えます。4ペアなら6試合ですが、8ペアだと28試合になります。
数週間かけて行う小さなリーグにはぴったり。1日で終わらせるなら、参加数を絞るか試合を短くしないと厳しいでしょう。
グループリーグ+トーナメント
クラブ大会の定番であり、本格的な大会のほとんどが採用する形式です。全員が3〜4ペアのグループに入るので、遠くから来て1試合負けて帰る人が出ません。各グループの上位が決勝トーナメントに進み、本当に価値のある決勝が生まれます。
| ペア数 | グループ | トーナメント前の試合数 | 2面での目安時間 |
|---|---|---|---|
| 8 | 4ペア×2組 | 12 | 3時間 |
| 12 | 3ペア×4組 | 12 | 3時間 |
| 16 | 4ペア×4組 | 24 | 4〜5時間 |
一発トーナメント
負けたら終わりです。優勝者を決めるにはもっとも速い方法ですが、初戦で負けた人にとっては最悪の土曜日になります。参加者が多いとき、時間が限られているとき、本当に選手権として行うときに使ってください。
結局、どれを選ぶ?
- レベル混在の交流会 — アメリカーノ。
- 交流会だけれど競技性もほしい — メキシカーノ。違いはアメリカーノとメキシカーノの比較で。
- 優勝者を決めるクラブ大会 — グループリーグ+トーナメント。
- 数週間かけたリーグ戦 — 総当たり戦。
- 大人数・1日・本気のタイトル — 敗者復活つきトーナメント。
グループリーグ、総当たり戦、トーナメントは Cups Creator で同じ手順で作成できるので、当日に気が変わっても切り替えられます。もう半分の仕事である時間の計算については、必要な人数・コート数・時間の考え方にまとめました。
よくある質問
パデルクラブに最適なフォーマットは?
グループリーグ+トーナメントです。誰かが帰る前に全員が2〜3試合を保証され、それでいて本物の決勝で締めくくれます。
アメリカーノとメキシカーノの違いは?
アメリカーノはローテーションがあらかじめ決まっています。メキシカーノはその時点の順位から次のラウンドを作るため、自分と近いレベルの人と当たります。
いちばん速く終わるフォーマットは?
一発トーナメントです。16ペアなら15試合で優勝者が決まりますが、半数は1試合だけで帰ることになります。
1つの大会で複数のフォーマットを組み合わせられますか?
できますし、良い大会はそうしています。グループリーグのあとにトーナメント、というのがまさにその組み合わせで、Cups Creator では1つの大会として作成できます。