大会の運営

クラブでテニス大会を開くには

テニスは1試合がパデルより長く、そのせいで計画の前提がほぼすべて変わります。本物の大会を、現実的な週末に収める方法です。

テニス大会でいちばん難しいのはドローではなく、時計です。3セットマッチは2時間を超えることがあり、それをドロー全体に掛け算した結果、クラブ大会は暗くなってから終わることになります。

スコア方式は最後ではなく最初に決める

何より先に、試合の数え方を決めてください。この1つの選択が、参加人数よりも大会の長さを左右します。

スコア方式目安の長さ使う場面
3セットマッチ(フル)90〜150分決勝のみ、または2日間開催
4ゲーム先取×2セット(3-3でタイブレーク)50〜70分1日開催の本戦
6ゲーム先取1セット+タイブレーク40〜55分グループリーグ
8ゲームプロセット45〜60分ダブルス・ミックス
10ポイントマッチタイブレーク10〜15分決勝セット、または時間が極端に厳しいとき

ドローはコート数に合わせる

16人のトーナメントは15試合です。4面・1試合1時間なら快適な午後ですが、2面なら丸1日かかります。エントリーを開ける前に計算しましょう。詳しくは必要な人数・コート数・時間の考え方に。

参加数が2のべき乗でなくても、無理に詰め込まないこと。上位シードに1回戦のバイ(不戦勝)を与えればいいだけです。12人ドローにバイ4つで問題なく回りますし、不公平感も出ません。

シードは正直につけて、あとは口を出さない

  • 最低でも上位4人はシードにして、強い選手同士が1回戦で当たらないようにします。
  • クラブのランキングか前年の成績を使いましょう。一貫していて、公開されているものなら何でも構いません。
  • シードはドローと同時に公開します。非公開のシードこそが揉め事のもとです。
  • ダブルスはペア単位でシードをつけます。強いほうの選手基準にしないこと。

1試合では終わらせない

一発トーナメントでは、参加者の半分が1試合で終わります。クラブの催しとしては割に合いません。みんな土曜日を空けて来ているのです。有効な手は2つ。ドローの前にグループリーグを入れるか、初戦敗退者向けの敗者復活ドローを用意するかです。

4ペアのグループなら全員に3試合が保証され、そのあときれいなトーナメントも成立します。多くのクラブ大会が採用すべきなのに、ほとんど採用されていない形式です。

当日にやること

  1. 試合順を実際の開始時刻つきで掲示し、それを守ります。
  2. デジタルで集計する場合でも、各コートにボール缶とスコアシートを置きます。
  3. プレーしない人を1人、ジャッジ役として決めておきます。
  4. 結果は試合が終わるたびに入力します。最後にまとめて入力しないこと。
  5. 決勝は少なくとも1時間前に告知して、みんなが観に来られるようにします。

よくある質問

テニス大会には何人必要ですか?

8人あればきちんとしたドローになります。1日開催なら16人が理想で、32人になると週末まるごとか、多くのコートが必要です。

テニス大会を短くするには?

ドローではなくスコア方式を変えます。ノーアド、4ゲーム先取のショートセット、3セット目の代わりにマッチタイブレーク。これで1日の長さが半分になることもあります。

クラブ大会はグループリーグと一発トーナメントのどちらがよいですか?

ほぼ常にグループリーグです。1試合で終わる可能性がなくなり全員が3試合でき、それでいて決勝トーナメントと本物の決勝で締められます。

参加人数が半端なときはどうしますか?

上位シードに1回戦のバイを与えます。12人や24人のドローもこれできれいに回りますし、Cups Creator がバイを自動で配置します。

← 記事一覧

パデル・テニスの大会をつくる